常勤講師と非常勤講師の違い!待遇や勤務時間は?
常勤講師と非常勤講師の違いについてわかりやすく説明しようと思います。
仕事内容について
常勤講師は病休や産休などで勤務できない教員の代わりに採用され勤務します。
仕事内容も正採用の教員と同じで担任を持ったり、生徒指導や部活動の指導なども行います。
非常講師は、担当する授業(例えば社会の授業で自分が任せられている授業)のみの時間に学校に来て、時間が終われば帰れます。
生徒指導や部活などの責任の思い仕事を任されることは原則的にありません。
身分について
常勤講師は「一般職の地方公務員」となり、例えば副業は禁止ですが、
非常勤講師は「特別職の地方公務員」となり、副業はしても大丈夫です。
労働時間
常勤講師:正採用の教員と同じ労働時間(週に40時間位)
非常勤講師:担当する授業だけで何時間授業するかによって様々。月曜はコマ、火曜は4コマなど。
給料体系・待遇について
常勤講師は正規採用の職員と同じで有給が取れます!社会保険も職場で加入します。
しかし正採用と違い、産休や育休は取れずその場合や辞めるしかありませんから計画的に勤務しないといけません。
常勤講師の給料は基本的に経験年数によって支給され、ボーナス(賞与)もでます。
ただある一定の年齢にいくと給与の上限がある自治体も多く、例えば、募集が常に有り一生常勤講師で働いても正採用の教員と同じように給料は上がりません。
非常勤講師はアルバイトやパートに近い感覚なので、働いた時間に対しての給料ですから有給など基本的にありませんが自治体によれば取れることもあるようです。
働いた年数も関係なく基本的に一定の給料です。
社会保険なども自分で加入しないといけないので健康保険や年金も自分で加入し払います。
給料は1授業に対し、2〜3千円程で、ボーナス(賞与)はありません。
教員を目指すのに良いのは?
教員を目指している間の収入源を確保しつつ経験値を積むことができることで、講師をしながら正採用を目指す方は非常に多いです!
常勤講師を経験されている方は現場に入ってもすぐに仕事ができるくらいの力がついているはずです。しかし、教員採用試験に合格するための勉強時間の確保がとても難しい点もあります。
中には、自分の持つクラブの大事な試合が採用試験とかぶり採用試験をその年は辞退したなんてことも聞いたこともあります。
まさに普通に働きながら教員を目指している、社会人組と同じ条件であり、メリットとしては、やはり模擬授業や実技の際に普段の仕事の成果が発揮されます。
非常勤講師は、教師に実際になったあとのもっと深い仕事内容に携わることがなかなかないので、少し教員の仕事の一部をやったことがあるくらいの感覚で、模擬授業などの際には役立つかもしれません。
もちろん、勉強時間の確保という面では圧倒的に有利であり、採用試験の学科試験対策などの時間がかかる対策に充てる時間が多いと思われます!
家族を養わないといけない状況で場合に非常勤講師をしながら目指すわけにはいかないでしょうし、それぞれの環境に応じ検討すると良いかと思われます!