常勤講師を続けながら採用試験に合格の難易度は?
常勤講師をしながら採用試験を受験され続けている方もたくさんいます。
教員採用試験は採用人数などにも左右されやすく、常勤講師を行いながら採用試験合格を目指すのは、難易度は高い方だと感じます。
他の公務員とは違い、高校や中学では保健体育や数学、家庭科などの科目ごとに募集人数があるからです。
しかし、現状は常勤講師をしながら採用試験を何度も受け続けている方も多く、5回連続で落ちたとか一次は受かったけど二次が駄目だったなどと、繰り返しています。
常勤講師は、給料は正採用の教員とほとんど同じだけもらえます。ですから、目に見えて生活に差が出たりすることはありません。
また、教師の仕事も保護者への対応であったり、不登校の生徒や悩みを抱える生徒の対応などなど、授業以外の急な対応も多く、クラブ活動ももてば尚更自分の勉強に充てる時間は限られてきます。
今年は忙しいから、一応受験して、また近いうちに受かればいいかという気持ちになってしまう方も多いようです。
常勤講師をしながら受験し続け合格を目指すにもメリットはあります。
実際に教員として働き出した時にすでにほとんど一通りの業務に関わっているケースも多く、本試験合格後も極端な話になると、今まで通りの業務を継続していけばよいという安心感があります。
そして、自治体によっては一次試験が免除される場合もあり、メリットとしてはとても大きなものになります。
採用試験では模擬授業もありますが、実際に現場経験のある方の模擬授業と新卒採用で教育実習での経験しかない方の模擬授業では経験の差が出やすいものです。
常勤講師を続けながら、採用試験を受験していく一番のデメリットは、
勉強時間があまり確保できないこと。
これは部活動の顧問になっているか、担任を持っているかなどにもよりますが、多くの場合は、授業以外にも様々な業務があり、また、家庭を持っている方では、休日は子供とお出かけにいったり、遊んだりと家族サービスにも使ってあげたいものです。
合格できる確立を高めるにはまずは、一次試験などの学科試験に自信が持てる状態にすること。
模擬授業や面接にもなれば、実際に常勤講師ではありますが教員として未経験の方より有利です。
ポイントは学科試験対策の量と質です。
量については、限られた勉強時間を生活のどこかにないか探します。
独学で書店の参考書を解き続けるのも非常に根気が必要であり、不安も伴います。
質については、予備校などが長年研究して培った試験対策(通信講座)などを利用するのが得策だと言えます。
教員採用試験の講座選びについての概要はトップページにも記載がありますので参考にしてください。
教員試験対策で人気があるなと感じるのは東京アカデミーです。その他にも料金や講座内容等様々なものがありますので、
気になる予備校があれば資料請求などをして講座内容を比較したり、確認しましょう。
お近くの予備校をお探しの方は都道府県別の予備校情報のページも参考にしてください。